Ulefone FutureにLineage OS 14.1をインストールした時の作業メモ
2018年9月の現時点で、2016年に発売されたUlefone Futureを購入して2年が経ちますが、Uelfoneからアップデートが全く出てきません。
最新OSに触れられないことのストレスと、セキュリティパッチが2016年であることの不安からLineage OS 14.1を入れてみました。
LINWAGEからは公式に提供されていないため、非公式ビルドのインストールです。
●入れた後の感想をまず書いておきます。
[メリット]
①現時点(2018/9)で最新の8.1 Oreoとはいかないが、6.0から7.1.2にバージョンを上げることができた。
②元からインストールされているOSから移行しても違和感なく使えている。
③一部使えない機能があるが、OS事態は安定して稼働している。
④バージョンアップによるものか、2年間の垢が取れたことによるものか分からないが、体感できるほど動作が軽くなった。
[デメリット]
①インストール後、「android.process.mediaを終了します」エラーが多発
②一部アプリケーションでroot化すると動作しないものがある(銀行系アプリ)
⇒前科者扱いなのか、root化を戻しても、開発者機能を無効にしても一部アプリが起動しない。アプリの説明には一度でもroot化すると起動できなくなることがあるとの説明あり(未解決)
③カメラアプリで動画が取れなくなった。
カメラアプリを起動し、動画モードでシャッターボタンを押すと「could not start media recorder. can't start video recording」と表示され動画が取れない。
⇒カメラアプリを更新で解消できるか。後日試行予定
●参考サイト
https://www.getdroidtips.com/lineage-os-14-1-ulefone-future/
https://www.getdroidtips.com/twrp-recovery-ulefone-future/
ulefone Future初期化手順
http://ulefone.com/download/future.html
ページ下部にDrivers,Flashing Tool,The latest ROMのダウンロードリンクあり。
●事前準備
1.アプリ情報の保存
利用しているアプリのユーザIDなど、新OSに移行後に復元するための情報を書き留める等の復元情報を保存してください。
2.バックアップ
TWRP RECOVERYをインストールした後でも構いませんが、インストール失敗に備えて、バックアップを保存するようにしてください。
3.ブートローダ確認
ulefone Futureを一度シャットダウンし、ボリュームアップボタンとPOWERボタンを一緒に押し、ブートローダの画面が表示されるか確認してください。
表示されずに中国語で動作確認用のツールが表示される場合、「ulefone Future初期化手順」に記載したulefoneの正規ROMをダウンロードし、SP Flash Toolで正規ROMを上書きしてからインストール手順の「5.Lineage OS 14.1のインストール」作業を行ってください。
私のulefone Futureは中国語のチェックツールが表示される状態で、各サイトの説明と合わず、解決するまでに苦労しました。
●インストール手順
1.MediaTek MT65xx USB VCOM Driversのインストール
https://www.getdroidtips.com/install-mediatek-mt65xx-usb-vcom-drivers/
からドライバファイル(MT65xx_USB_VCOM_DRIVERS.zip)をダウンロードし、
パソコンとulefone Futureを接続してファイル転送できるようにします。
ドライバファイル解凍後に InstallDriver.exe を実行すればインストールできます。
以下のメッセージが表示されたらインストール成功です。
USBケーブルでulefone Futureとパソコンを接続し、パソコンのエクスプローラでulefone Futureのファイルが参照できるか、ulefone FutureからUSB接続を何で利用するか選択する画面が出ていればドライバのインストールは成功です。
パソコンからulefone Futureがうまく認識できない場合は、以下のサイトを参考にデバイスマネージャでドライバをインストールしてみてください。
https://www.getdroidtips.com/install-mediatek-mt65xx-usb-vcom-drivers/
2.TWRP RECOVERYのダウンロード
以下のサイトからTWRP RECOVERYをダウンロードし、適当なフォルダに解凍しておきます。
https://androidfilehost.com/?fid=529152257862691760
3.SP Flash Toolのインストール
以下のサイトからSP Flash Toolをダウンロードし、適当なフォルダに解凍しておきます。
https://www.getdroidtips.com/download-smartphone-flash-tool/
4.TWRP RECOVERYのインストール
SP Flash Toolの解凍フォルダから、flash_tool.exeをダブルクリックし、SP Flash Toolを起動する。
Scatter-loading FileにTWRP RECOVERYの解凍フォルダ内の、 MT6755_Android_scatter.txt を指定する。
recovery列にのみチェックが入っていることを確認して、Downloadボタンを押す。
シャットダウンしている状態のulefone FutureとパソコンをUSBケーブルで接続すると、SP Flash Toolの画面下部のインジケータが動き、ファイル転送が完了すると以下の画面がポップアップする。
5.Lineage OS 14.1のインストール
以下のサイトからLineage OS 14.1をダウンロードします。
https://yadi.sk/d/ke-c6pOw3Mq5RM
以下のサイトでulefone Futureに該当する条件を指定し、GAppsをダウンロードします。
指定条件:Platform:ARM64
Android:7.1
Variant:pico(picoがおすすめ)
Lineage OS 14.1だけだとGoogle Playすら入っていないので、GAppsを入れて必要最低限の機能を追加します。
ulefone FutureとパソコンをUSBケーブルで接続し、ダウンロードしたLineage OS 14.1とGAppsをulefone Futureに保存します。
ulefone Futureでダウンロードしても良いです。
ulefone Futureをシャットダウンし、VOLUPとPOWERボタンを同時に押します。
ブートローダの画面が表示されるので、
VOLUPで一番上の[Recovery Mode]を選択し、VOLDOWNで決定します。
事前確認で書いたように、ブートローダが表示されない場合は、正規ROMを上書きしてください。
うまくいくとTWRP RECOVERYが起動します。
Installボタンを押し、ダウンロードしたLineage OS 14.1を指定し、Add moreZipsボタンを押し、GAppsも指定し、一番下に表示されているSwipe to confirm Flashのスライダーボタンを右にスライドさせ、インストールします。
インストールが終わったらトップ画面に戻り、Wipeボタンを押します。
Advanced Wipeを選択し、Cacheを選択し、画面一番下のSwipe to Wipeのスライダーボタンを右にスライドさせ、ワイプします。
ワイプが終わったらトップ画面に戻り、Rebootボタンを押します。
Systemボタンを押し、通常のリブートをします。
しばらくするとLineage OS 14.1が立ち上がります。
●インストール後の作業
1.Googleアカウント設定
Googleアカウントを設定します。
2.アプリケーションインストール
利用するアプリケーションをインストールします。
3.その他
デメリットで書いたように、Lineage OS 14.1を利用すると、「android.process.mediaを終了します」エラーが多発しました。ダウンロードマネージャのデータを消去で解決しましたので、試してください。
0コメント